のり・海産乾物・農産乾物メーカー
北海道の株式会社ケイアイフーズ

豆知識

のりの豆知識

のりの主な産地

のりは、大きく分けて東日本、瀬戸内、九州と3区に分かれ生産されています。

宮城・三陸沖 東北地方唯一ののり産地。“松島海産”というブランド力で全国に人気があります。千葉・神奈川 のりの香りが良く、一般消費者はもちろん江戸前の寿司屋に人気があります。愛知・三重 栄養分が高く、味の良い高品質な海苔が作られています。 有明・熊本 おいしいのりの産地として全国に知り渡っており、日本最大ののり生産地です。 瀬戸内 のりの名産地瀬戸内海は、兵庫・広島・四国沿岸・和歌山など、上質なのりが広範囲で採れ、生産量も多く、人気があります。

のりが出来るまで

のりの養殖される季節は冬。
のりは、海水の温度が18度以下にならないと育ちません。
のりにとって、いちばん育ちやすい海水の温度は約11~13度です。海水の温度が10度より冷たくなると、のりの成長は止まってしまいます。
毎年、北風が吹き始める10月ころから翌年3月までの寒い冬の間に、のりは生産されます。
のりは夏の間、牡蠣殻の中で過ごす。
のりの養殖が終わる春頃、のりの葉体は成熟し、オス・メスのある有性胞子が放出されます。この胞子がくっつき果胞子となり、夏の間、糸状の形になって牡蠣殻にもぐりこんで夏を過ごします。この形を「糸状体」といいます。
全国にある水産試験場などを中心に、糸状体が病気や栄養不足にならないように気をつけながら培養していきます。

わかめの産地と生産高

国内の産地は、岩手、宮城、千葉、神奈川、三重、和歌山、徳島、佐渡、石川、兵庫、島根、山口、福岡、大分、長崎、などです。この内 岩手と宮城の二県で全国の生産高の70%近く占めており 輸入物は、韓国、中国産が主である。 年間消費量は、水揚げ基準※で約20万トン。輸入量は国内産の約3倍程ある。

※水揚げ基準 わかめは海から収穫した状態から湯通し塩蔵わかめを作ると、歩留りが1/3になり、又 干しわかめやカットわかめなど製品ごとに、その歩留りが異なって基準が計りにくいため、わかめは水揚げの基準で表示されています。

塩わかめ ボイルした後冷却し、塩を加えて脱水したもの。
塩を加えないで乾燥したものより、やわらかい。塩抜きして使う。
塩ぬきわかめ 採取したあと、茎の部分を切り取り、熱湯に通してから冷水にとり、乾燥したもの。
灰干しわかめt 木灰をまぶしては数回、天火乾燥を繰り返したもの。真水で灰を洗い落とすと、特にあざやかな緑色になる。

のりの栄養成分

エネルギー(kcal)
188
たんぱく質 (g)
41.4
脂質(g)
3.7
炭水化物(g)
44.3
ナトリウム(mg)
530
カルシウム(mg)
280
カロテン(μg)
27000
レチノール当量(μg)
4600
ビタミンE(mg)
4.6
ビタミンB1(mg)
0.69
ビタミンB2(mg)
2.33
ビタミン B12(μg)
57.6
ビタミンC(mg)
210
食物繊維(g)
36.0
五訂食品成分表より
100gあたり

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